ピアノ教本バイエルについて

バイエル教本の批評

ひと昔前、ピアノを習う者はバイエルを使用するのが当たり前、勿論今でもバイエル教本は主流と言って過言ではないです。ただ、今の時代バイエル以外にも色んな種類の教本も増え、より生徒に合った、目的に沿った教本を選ぶことができるようになりました。

日本で主流のバイエルですが、これはほとんど日本とアジアの一部だけで、アメリカではトンプソンやバスティン、フランスではメトードローズといったところが主流のようです。

では現状バイエルが今の日本の子供達や先生たちに人気があるかというと、あまり良い印象はなく、子供にとって想像力を養えるようなメロディーやリズムではなく、単調な伴奏が続き、弾いていて退屈してしまう。先生たちからも、ヘ音記号がだいぶ遅くに表記されるので、子供の混乱や苦手意識につながるといった傾向と、よい曲も入ってはいるものの現代的なメロディーやリズムでないので子供を惹きつける魅力に欠けると実感しているのです、なにせバイエル教本は150年も前に作られた教則本、今の時代にあったものとは言えないようです。

しかしながらまだまだバイエルの存在価値はあり、読譜力や基本のリズムを理解し、和音、和声の感覚をじっくり学べ、幼稚園、保育園、教諭資格取得の試験では必ず必要ですし、検定やレベルの基準としてとてもわかりやすいのです。

バイエルの作者:フェルディナンド・バイエル(1806年生、1863年没)ドイツの作曲家、ピアニスト

1850年頃ピアノ教則本を著し、1881年(明治13年)にアメリカ人によって日本に紹介されました。当時の真面目で勤勉、表現することのあまりない日本人にはちょうど向いている教本だったかもしれませんね。現代に合った教本が必要!と今は色々な出版社がバイエル改訂版、最新版、標準版とバイエルの名前がやはり根強いのです、いったい何種類のバイエルが今出回っているのやら…最初から生徒の希望や目的別に選ぶことができるようになりました♪ ヘ音記号も早い時期から取入れられたり等‥


【主な主教本の進み方】

   

初級

バイエル メトードローズ トンプソン バスティン
         ↓

ブルグミュラー25 ツェルニー100 ツェルニーリトルピアニスト
         ↓

中級ソナチネアルバム(1)ツェルニー30 バッハインベンション
         ↓
 ソナチネアルバム(2)ツェルニー40 ソナタアルバム① 
         ↓
上級クラマビューロ60 ツェルニー50 ソナタアルバム② モシェコフスキー15
         ↓
 バッハ平均律 ベートーベンソナタ ショパンエチュード

私自身が習い始めた子供の頃、みんなのおけいこ①から始まったものの、大変にポリシーをもったこだわりのある先生に変わり、先生が考え、外国の教本も取り入れた手作りの教本を使用していました、それはメロディーを美しく歌えるように弾くことに重視した音楽的な教本でした、私の音楽人生の大事な土台を築いてくれた今とても興味深いものです。

今、大変恵まれているのは子供の性格や好みを見極めて教材を選べる時代、どの教材でも欠点はあるものです、足りない要素も他楽譜で補うことが出来るのです。バイエルも生徒の理解度や目的、様子をみて上手く使っていければよいのでしょうね。

バイエルの前に最近の素敵な教本を何冊かご紹介!

★オルガンピアノのほん: かわいい絵で最初から両手使い、子供が弾けた満足感を得やすい
★ぴあのどりーむ:  絵本のようでとってもきれい、やさしいレベルです
★ピアノひけるよ!: 黒鍵から遊びで弾く経験と先生との連弾を楽しめる教本
★ララルンぴあの : 小宅楽器講師陣による考案された基本と独創性のある教本

 教材

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