ピアノリサイタルを聴きに♪

先日生徒さんとピアノリサイタルを聴きに赤坂サントリーホールへ行ってきました♬

あるピアニストのデビューリサイタルだったのですが、満席御礼、一人の若手日本人ピアニストにこんなに人が集まるのか!と思ってしまいましたが、聴いてびっくり、未だかつて私が聴く日本人の中でこんなにも面白く度肝を抜かされたピアニストは初めて、ただものではない音に出会ってしまいました。

何年もリサイタルというものから足が遠ざかっていた私には衝撃的!テクニック、芸術性、それは遥かに飛びぬけ、別格、異次元、天才という言葉しか思いつかないほど、、圧巻だったのです|д゚)
ピアニストの名は反田恭平さん21歳、現在まだ学生でモスクワ音楽院に在籍中、見た目はかなり細面のおとなしそぉな草食系メガネ男子、しかし

既に海外では人気うなぎ上りのピアニストで名が知れ、彼方此方で演奏に呼ばれています。彼の演奏は子供っぽさは微塵もなく円熟され、超絶技巧曲をいくらでも弾き続けてしまう末恐ろしい存在、彼のロシア人師匠も言います「非常に才能あるピアニスト、既に一流のピアニストであると断言できるでしょう」

使用ピアノは100年前のヴィンテージスタインウェイ、かのホロヴィッツが全米ツアーや録音等で弾いていたもので、選ばれたピアニストしか弾くことができない代物、音は乾いていて軽く、響きが透明で、いかに弾きこなせる人間は少ないかと、、

スタンウェイp
~プログラム~
バッハ:シャコンヌ
モーツァルト:ピアノソナタK281
バラキレフ:東洋風幻想曲「イスラメイ」

リスト:超絶技巧練習曲より「狩り」
    スペイン狂詩曲
    コンソレーション「慰め」
    メフィスト・ワルツ

この演目を見た時に「ほんとに!?」と思ってしまいました、こんなにもプログラム全曲難曲を弾くなんて…と

私、2時間公演を集中力マックスで聴いたのも聴けたのも久しぶり演目でモーツァルトソナタを弾いていたのですが、モーツァルトの音を出すことはただ上手いだけでは表現できません、納得するような音や空間を奏でる事が至難なはずなのに、これが本物のモーツァルトだ!と思える演奏を聴くことができ、またもや感動してしまいました。

しかもヴィンテージピアノと相性がと~ってもよく、息をするのも忘れてしまうというような感覚を味わってしまいました

他演目もこんなにも大胆に華やかでいて、とてつもなく繊細、愛に溢れる演奏する人の音楽を久しぶりに味わい、勿論最後はスタンディングオベーション、生涯忘れることがない演奏会の一つとなりました。

ここでやっとピアノ一講師としての冷静な立場に戻りますと、今までこのような世界で活躍できるようなピアニストって特別なレッスンや有名な先生についてきたのではと思いきや、彼は4歳からピアノを始めましたがサッカー少年で試合中に手首骨折!ピアノレッスンでは好きなものだけを弾く、本格的にレッスンに取り組んだのは12歳からというピアニストとしては稀な方ではないでしょうか(;’∀’)
br />何度も言いますが彼には才能があります、だけどお膳立てされてきたものは何もなく、父親に反対されてもピアニストになる!と決めてからの自身の努力は人並み以上だったように思います。イメージした音をすぐに形に、表現できる身体の使い方、腕の使い、手首や手のひらの状態、ここでは語りつくせないので断念します(◞‸◟)

余談ですが、リサイタル後に目の前のレストランで食事をしていると、演奏後の反田さんも打ち上げのようで、食事の席まで近くにいられたこと、光栄に思いました。
ロシアに戻られてすぐ学科試験のようで、あっそうだ、学生さんだったと…今後のご活躍が楽しみでならない逸材!今後の日本が誇るクラシックのピアニスト、機会があれば皆さんもぜひ聴いてみてください