オルガンの歴史

オルガンについて

オルガン文化は、海外では歴史的に教会のパイプオルガンなどが有名で普及していましたが、日本で本格的に導入しはじめたのは、電子オルガンの普及あたりからだと思われます。

1958年ビクターオルガンの人気にはじまり、ヤマハの創業者、山葉寅楠は、リードオルガンの修理を依頼されたことがきっかけとなりオルガンの研究を開始して、 「山葉風琴製造所」を設立しました。現在のヤマハはオルガンより始まっています。 また、ローランドの創業者、梯郁太郎もオルガン製作から1代で築いたメーカーであり、MIDIという世界共通電子信号パーツの開発でアメリカのグラミー・アワードまで受賞した人物になりました。

時代がいかに電子楽器で音楽業界がつくられていったのかが伺えます。 電子オルガンがなければ、ヤマハもローランドも存在しなかったかもしれません。 海外ではオルガンの背景として教会、主にキリスト教との接点が強くあり、日本国内での普及には時間がかかりました。それは日本の宗教が多様であるためかもしてません。仏教・神道・キリスト教など他宗教は音楽・文化普及にそった時代だったからだと思われます。

現在はそれも緩和され、宗教観がなくても音楽を楽しめる時代のため上記はあてはまりませんが、普及の促進に少なからず影響及ぼした感はあるかと思われます。 現に日本は独特のオルガン文化があり、海外では見当たらない、集団でのオルガン指導という、音楽教育のスタンスも日本独自に変化してまいりました。 今はその需要も衰退していますので、個人指導でのオルガン教育にシフトしました。ピアノ文化とともに師から弟子へ伝える文化は伝統というスタイルであり、大切に継承されている教育方法です。

口伝と言われる指導は、ただの知識や技術だけでなく、含みを持ったカタチで学ばなければなりません。とても時間がかかる伝達方法だと思います。 その中で、オルガンの機種のモデルチェンジにより、機能など変更されたり、各メーカーとの共通性などの変化が急すぎて、生徒の需要が追い付かなくなってしまった背景がありました。

しかし、オルガンの本来持っている響き、楽器自体の力でまた息を吹き返しつつあります。 電子オルガンは鍵盤/メロディ・コード ペダル/ベース /リズムマシーンという一人で音楽の要素すべてを表現できる楽器です。アンサンブル・オーケストラを一人で演奏し作ることができる他にない楽器です。

昨今パソコンの普及でコンピュータ音楽のオーケストラなどの制作もできるようになりましたが、オルガンは全身で生演奏のパフォーマンスができるというリアル感です。

是非今後とも、この素晴らしい電子オルガンの文化を絶やさずに残っていってほしいと願います。

オルガン教室