ソルフェージュの必要性
音楽教室で学ばれている生徒さんはまずどの楽器でも大抵楽譜があり音符を読む事を必要とされます、それは楽譜から読み取り誰でもその曲が演奏できるように譜面で表されています。
音符とリズムを理解し、更に持ち合わせた表現力と技術で演奏します。
しかし実際には演奏技術(テクニック)の方を重視しがちでソルフェージュは後回しになったり、もしくは軽視してしまう現状もあるのですが、楽しく音楽(演奏)出来たらそれでいいい!
それはソルフェージュを学んだらもっと楽しくなるかもしれない!
もっと音楽の世界が深まり広がるかもしれません。
ソルフェージュって?
クラシック西洋音楽を学んでゆく上で楽譜・音符を読む事を中心とした基礎訓練の中で、初見・聴音・音楽理論・視唱等の総合がソルフェージュと考え、幅広く勉強要素があります。
初見…楽譜を初めて読みながら演奏すること
聴音…音を聴いて譜面に書き取ること
視唱…楽譜を初めて読みながら音程とリズムを正確に歌うこと
音楽理論…記譜された音の原理や規則を理解すること、主に楽典から学ぶことは
音楽用語、音名、音程、音階、リズム、和音、調等
これらが明確な知識として理解できることによって、より読譜が速く、短期間で曲を演奏できるようになったり、リズムの訓練を続けることで拍子感や一定のテンポの中、様々なリズムパターンに対応できるようになります。
幼少期よりそれらを少しずつ学んで訓練していけば音感の発達、聴き取り能力の向上、譜読みの速さにもつながってゆくのです。
このような知識や感覚がない場合、正しいリズムを表現できなかったり演奏の途中でテンポが変わってしまったり、一拍多かったり少なかったりという事態が発生してしまいます、更にアンサンブルをする際も相手の音や自分がどこで入るのかわからなかったりと…
生徒さんには楽器を演奏する為の技術力を身につけながらソルフェージュで理論を学ぶ、といった両方学ぶことが理想、そうする事により、ゆくゆく自ら人に伝わる音楽を表現する(作曲、構成)ことが可能になるのです。
音楽大学などの養成機関では必修科目
ソルフェージュ能力を計る試験が必ずと言ってよいほどあります。突然音大に入学したい!と思い立ってもソルフェージュを学んでいないとなると大変苦労します(涙)
ソルフェが実際の音に結び付くよう、メロディーを感じ、リズムを感じ、和声を感じ取る力を身に着け、理論が理解できた上での演奏技術につながっていく…
そんな指導を心掛けていきたいと思うピアノ一講師の考えです。
まとめ
ソルフェージュって、初見・聴音・音楽理論・視唱等の音楽知識のことで、総合的に学ぶ必要があって、譜面を見て曲を弾けるだけでは、本当の意味でピアノを弾けるようになっていないのですね。